I.中沖ピアノ教室について


【理念】

子どもは無限の可能性を持っています。
私は、クラシック音楽を通して子どもたちが生き生きと自己表現をし、美しいものを美しいと感じ、人生においてたくさん「感動する瞬間」を経験してほしいと願っています。
「目標に向かって努力をする大切さ」や、「没頭し、集中する時間の尊さ」を、「音楽」という世界共通の言葉とともに、身体に刻み込む―。
幼いうちからその体験を積み重ねることは、子どもたちの人格形成において非常に大切なことです。

「楽器を学ぶ」のは、一流の音楽家になるためだけではありません。
音楽が生活の中にあることで、豊かな精神性が育まれます。美しい響きに感動し、躍動感のあるリズムに高揚する。テレビや映画で使われる音の聞こえ方も、音楽を学んでいるかどうかで全く違ったものに聞こえることでしょう。

また、楽器を弾く作業は、脳と身体の潜在能力を引き出す有効な手段の一つと言えます。
日常的に読譜を多く行うことで、まず図形に強くなり数学的なセンスも磨かれます。楽譜の図形(音符)から音を瞬時に連想し、両手の指先に伝え、実際に音にする…。この高度な一連の作業を、楽器を弾く人は一瞬のうちに同時に行うわけです。特にピアノは、瞬間的により多くの音を読む能力が発達し、知らず知らずのうちに、いわゆる「頭の回転が速い子」になっていきます。
事実、私の教室に長く在籍されている生徒さんは、8割以上が県内の「御三家」と呼ばれる高校に進学し、それぞれの道を極めています。

現在、多種多様な習い事がある中で、富山県は依然として、多くのお子さんが音楽コンクールにチャレンジされています。それは、「教育」において「音楽」が果たす役割がいかに重要かを、教育県と呼ばれる富山の親御さんたちはわかっていらっしゃるからです。

楽譜から音を想像するイマジネーション。メロディラインの機微や和声の微妙な違いを感じ取るセンス。身体をベストな状態で(脱力をして)動かす能力。さらには、知性に裏打ちされた読解力、各時代のスタイルに沿った音楽性。
長年続くクラシック音楽という分野を学ぶことで、これらが自然に身についていきます。

心の中にいつも音楽が…歌があるということ。
過去から受け継がれてきた「文化」を引き継いでゆくこと。
「クラシック音楽」という美しく尊い文化を先人たちは残してくれました。人間というものは、なんと偉大なものか、なんと素晴らしいものかと、私はピアノを弾くたびに感じます。
音楽を学ぶことは、その文化の大きな流れの一点を担うということです。
子どもたちは、脈々と続く、人間が残してきた偉大なる芸術を受け継ぎ、また次の世代に受け渡していくという大切で尊い役目を担っていくのです。

私は、子どもたちがより豊かで素晴らしい人生を歩むために、音楽を大切に伝えることによって、そのお手伝いをさせていただけたらと願っています。

【ピアニスト 中沖いくこ】 公式サイト

フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディ音楽演劇大学ライプツィヒ(ライプツィヒ音楽院)首席卒業。
ドイツ、ポーランドで演奏会開催。
2011年より「クラシックの雫」総合プロデューサーとして企画演奏を担う。
                ー「クラシックの雫」公式サイト
2015・17年、現上皇上皇后陛下へ御前演奏。
FMとやま「レクサス富山AmazingClassic」、エフエムとなみ&富山シティエフエム「中沖いくこの虹色クラシック」ラジオパーソナリティ。
新聞へのエッセイ執筆。合唱団創設。
親子のための「ひよこユニット”ぴぺっと”」など多方面で活動。
                —「ぴぺっと」公式サイト
「音楽企画ムジーククライス19」主宰。CD好評販売中。
(一社)富山県芸術文化協会平成27年度奨励賞受賞。全日本ピアノ指導者協会正会員。

ピアノ指導者としてはこれまで、ミラノ国際ピアノコンクール派遣オーディションにおいて全国で小学低学年部門2位を一名、PTNAピアノコンペティションにおいて全国大会出場1名、地区本選出場多数、部門最優秀賞1名、富山県青少年音楽コンクールにおいて部門最優秀賞3名など、生徒から受賞者を多数輩出。

【コースのご案内】

●親子音楽クラス 
  水曜・金曜 9:30~10:10、10:30~11:10 (親子6組のグループレッスン)
●年少・年中クラス 
  現在募集停止中 (3~4人のグループレッスン)
●個別レッスン
  日程は個別相談。年長さんから大人まで。